アバディーン 日本における不動産投資ビジネスを拡大

2024年10月08日

グローバルに投資関連ビジネスを展開しているabrdn plc(以下、「アバディーン」)は、日本拠点であるアバディーン・ジャパン株式会社(以下、「アバディーン・ジャパン」)を通じて、日本における不動産投資ビジネスの拡大を発表いたしました。これは戦略的取り組みの一環として、新たに住宅用不動産運用の受託を機に開始するものです。

当受託案件は、オランダの年金基金PGGM向けにアバディーン・ジャパンが運用・管理いたします。日本における不動産投資ビジネスの拡大に伴い、アバディーン・ジャパンは不動産チームの責任者に角野 治美を任命いたしました。

アバディーン・ジャパン 代表取締役社長、矢島 健のコメント:「日本市場は、アバディーンのグローバル事業戦略にとって極めて重要です。私どもは日本市場に深くコミットしており、国内投資家および日本への投資を検討している海外投資家の皆様に優れたサービスと革新的な投資ソリューションを提供するため、日本拠点の強化を継続的に行っております。今回のビジネスの拡大は、日本不動産市場での存在感を高めるというアバディーンの意欲を明確に示しています。」

PGGMシニア・ディレクター(プライベート・リアル・エステイト担当)Ronald Bausch氏のコメント:「アバディーンとの長年にわたるグローバルな関係がさらに深まることを大変うれしく思います。今回の委託案件により、アジア地域における投資機会に、より効率的に対応することができます。また、投資家のために長期的な価値を生み出すアバディーンのサステナビリティに関するグローバルな知見を活用できることにも期待をしています。これは、私たちのお客様であるオランダの医療セクター年金基金PFZWが設定したサステナビリティ目標の達成を支援しながら、優れた財務的リターンを生み出すのに役立つでしょう。」

アバディーンのビジネス拡大のタイミングは、米国連邦準備制度理事会(FRB)による金融緩和サイクルの開始とうまく重なっています。また、グローバル不動産は低金利環境から恩恵を受ける資産クラスであり、日本の住宅市場は日本経済の堅調なファンダメンタルズと旺盛な国内需要に支えられています。

アバディーン グローバル不動産投資責任者、Anne Breenのコメント: 「政治・経済を取り巻く環境が変化する中、アジア太平洋市場は豊かなタペストリー(織物)のような投資機会をもたらしています。特に日本の住宅セクターには、堅調な入居者需要とディフェンシブな特性により、世界中の投資家から多額の資金が集まっています。今般の日本における不動産投資ビジネスの拡大は、グローバルに、そして多様なセグメントにわたって不動産投資の運用力を強化するというアバディーンの取り組みを裏付けるものです。私どもは、日本並びにアジア太平洋地域でチームを強化し、これらの投資機会を最大限に活用することを目指しています。」

アバディーンは50年以上にわたりグローバル不動産投資市場で積極的な役割を果たしてきており、直接および間接的な不動産投資、不動産マルチ・マネジャー・サービス、上場不動産、不動産デット・ソリューションなどの運用実績があります。グローバルで運用資産総額は約350億ポンド、およそ1,000戸の物件を有しています。(2024年6月時点)

アバディーンについて

  • アバディーンは、お客様が将来のために計画し、貯蓄し、投資することを支援するグローバルな金融機関です。私たちの目的は、お客様がより良い投資家になることです。
  • アバディーンの運用・管理資産総額は5,059億ポンドです。(2024年6月30日時点)
  • アバディーンのビジネス戦略は、お客様主導の成長を実現することです。インベストメント、アドバイザー、パーソナルの3つの事業を軸に、お客様のニーズの変化に対応した体制を整えています。
  • インベストメント事業では、広範なリサーチ、グローバルな投資に関する専門性、各地域の市場に関する知見から生み出される深い洞察力を基盤としています。
  • アバディーンでは、地域、資産クラス、専門分野を超えて協力し、多様な視点を結びつけ、お客様と協働し、それぞれのニーズに合った投資機会を特定しています。
  • インベストメント事業は、保険会社、政府系ファンド、独立系ウェルス・マネジャー、年金基金、プラットフォーム、銀行、ファミリー・オフィスなどのお客様に代わり、3,690億ポンドを運用しています。(2024年6月30日時点) 

角野 治美の略歴

2024年アバディーン・ジャパン株式会社入社。不動産投資及び金融分野で20年以上の実務経験を有する。2009年にアトラス・パートナーズ(後にイデラキャピタルマネジメントと合併)に入社し、幅広い海外投資家に対してファンド・マネジメント・ サービスを提供。イデラキャピタルマネジメントでは、ファンド・マネジメント部門責任者として、投資戦略の立案、資金調達、投資家対応など、ファンド運用活動全般を監督。それ以前は、GIC不動産に4年間勤務し、東京都心のSクラスオフィスビルや商業施設開発プロジェクトなどに投資する不動産ファンドの組成・運営プロジェクトを主導。また、GEリアル・エステートでは、資産管理チームやメザニン・デット・チームなどさまざまな役職を歴任し、複数のノンリコース・ローンの実行とサービシングに携わった。

大阪大学にて学士号、国際基督教大学大学院にて修士号を取得。宅地建物取引士、米国公認会計士、不動産証券化認定マスター等の資格も保有。

上記は、アバディーン・グループによる2024年10月8日付発表(英文)を基に、日本のお客様向けに作成したものです。

重要事項

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アバディーン・ジャパン株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第 320 号
加入協会:一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、 一般社団法人第二種金融商品取引業協会